注文住宅でハウスメーカーや工務店を選ぶとき 「単一見積もり」で即決するのはとっても危険です。単一見積もりとは、1社のみの見積もりを参考にして決めることです。
その理由を、いくつかの観点から、解説していきたいと思います。
注文住宅で単一見積もりが危険な理由
1. 価格比較ができないため、適正価格が分からない
- 高額な見積もりの可能性:
複数の業者から見積もりをとらない場合、提示された金額が適正価格なのか判断できません。高めに設定されていたりボッタくりに合う可能性もあります。 - 値引き交渉が難しい:
他の業者との比較がないため、値引き交渉がしづらく、高額なまま契約してしまう恐れがあります。
2. 家の性能や品質を比較できない
- 理想の家づくりに最適な会社か判断がつかない:
会社によって得意な分野や特徴は異なります。一社のみでは、家の性能や品質グレードも善し悪しがわからず判断が難しいため、あとあと後悔することも。 - デザインや施工方法の選択肢がせばまる:
複数の会社を比較することで、デザインや施工方法など、より多くの選択肢から選ぶことができます。
3. 契約後のトラブルにつながりやすい
- 担当者に対応に不満を感じても乗り換えにくい:
相談を進めていくなかで担当者と合わないと感じる場合や方向性を変えたくなることも珍しくありません。そのとき、1社しか知らないと他に選択肢がなく、我慢せざるを得なくなってしまいます。 - アフターサービスの質が分からない:
アフターサービスの内容や対応の良し悪しは、実際にトラブルが発生するまでわかりません。ですが、複数社を比較することで、アフターサービスの充実度を事前に把握することができます。
4. 契約条件の比較ができない
- 契約内容に疑問点があっても気づきにくい:
契約書の内容は複雑で専門用語も多いため、全てを理解するのはむずかしいですが、複数の契約書を比較することで、疑問点や問題点に気がつきやすくなります。 - 不利な条件に気づかないまま契約してしまうことも:
1社のみに絞っていると、他社と比較して不利な条件にも気づかないまま契約してしまう恐れがあります。
5. 付帯工事費やランニングコストで後悔することがある
- 見積もり外の費用の相場がわからない:
見積もりには必ずしも全ての費用が記載されているわけではなく、例えば付帯工事費やオプション費用や追加費用が発生する可能性もあります。他社比較によって相場を知っておく必要があります。 - 将来的なメンテナンス費用が不明:
家のメンテナンス費用の多い少ないに関しては選んだ家によって異なります。なかにはメンテナンス費を極力抑えることのできる住宅もあります。複数社を比較することで、メンテナンス費用までを見込んだ検討をすることができます。
※ランニングコスト…家を維持するために必要となる継続的な費用のこと、維持費やメンテナンス費
ハウスメーカー・工務店選びには必ず相見積もりを(複数社比較)
相見積もりとは、複数社の見積もりをとって比較検討することです。
単一見積もりが危険な理由としてあげた点に対して、相見積もりにはこのようなメリットがあります。
相見積もりをするメリット
- 建築費用の適正価格や相場がわかり、お金の面で失敗しづらくなる
- 複数社から提案を聞くことで自分の希望に最適なプランを見つけることができる
- 価格面での交渉がしやすくなる
複数の見積もりを比較することで、費用もプランも、より良い条件で選んで契約することができます。
また、価格交渉では他社も含めて検討していることをさりげなく伝えておくことで、ハウスメーカー側の士気もあがりより良い提案を心がけてくれるようになります。過剰な金額を提示されることも避けられるので一石二鳥ですよ。
相見積もりを取る際の注意点
- 比較しやすくするために希望条件は必ず統一する:
事前に希望条件やイメージを固め、箇条書きでまとめておくとスムーズです。 - 複数の業者に同時に依頼する:
同時進行することでスムーズに比較を進められます。 - やみくもに依頼しない:
情報過多で混乱しないために多くても5社程度にしぼって比較しましょう。
効率的な相見積もりのとり方(忙しい人も大丈夫)
とはいえ、相見積もりをするにも1社ずつ費用見積もりを集めるのはとっても非効率です。
なぜなら通常は、1社の見積もりをもらうまでにはそれなりの段階(①~④)があるからです。かなりの「時間」と「労力」が要します。
- A社にアポイントをとる
- A社へ訪ねる
- 担当者に希望条件やイメージを伝える(1~3回)
- 見積もりをもらう
この流れを 3社4社…と繰り返すのは大変。基本土日しか動けない働き子育て世代の私たちは、この工程だけで2、3カ月を簡単に消費してしまいますよね。
ですが、最近はとても便利で ネットを通じて見積もりなどの資料を一括請求依頼できるサービスがあるんです。
気になるハウスメーカーや工務店の「建築プラン」「間取り」「見積もり費用」等をまとめて請求依頼してしまえば見積もりを集める作業(相見積もり)が格段に効率よくなります。
※一種の仲介サービス(広告料としてメーカー側が負担している)なので利用者側は無料
見積もり集めがスムーズにいくと、そのあとハウスメーカー・工務店をじっくり比較検討して最適プランを見つけることができるので、失敗しづらくなります。それは結果的に後悔しない家づくりにつながります。
相見積もり集めはサクッと効率よく、ハウスメーカーの比較検討は時間をかけてじっくりと。
このメリハリが家づくりの成功の鍵です。
おすすめの相見積もり優良サイト(利用無料)
タウンライフ家づくり
注文住宅のハウスメーカー・工務店の仲介サイトは他にもありますが、「見積もり」や「間取りプラン」「建築プラン」を一括請求依頼できるサイトはあまりないため重宝されているサイトです。
その中でもタウンライフ家づくりは無料で利用することができ、しつこい勧誘もない優良なサイトなので安心して利用することができます。
まとめ
注文住宅のハウスメーカー・工務店選びで後悔しないためには、単一見積もりではなく必ず「相見積もり(複数社の見積もり請求)」をとりしっかり比較検討しましょう。
さらに、相見積もりをスムーズに進めるのであれば、タウンライフ家づくり(https://www.town-life.jp/home/modern/)などの一括見積請求サービスを活用すると家づくり計画も捗ります。
一生の大きな買い物なので、建ててよかったと思える後悔しない家づくりを実現してください♩